
女性にはきちんと言葉で想いを伝えないと・・・ 今回は後編です
プロポーズはどんなふうに?
琢磨さん:
特にプロポーズはしていないんですが・・・。
陽子さん:
12月の誕生日の時に、「結婚を前提に」って言ってくれて・・・それかな。
それでもう、うれしくて・・・1月に入ってすぐに私の両親に紹介しました。
琢磨さん:
そうだったね。年明けて・・・三越前のお店で陽子の両親と食事をしたんだっけ。
陽子さん:
そう。それで1月末くらいに盛岡の彼の実家にご挨拶にいって・・・。
盛岡は初めて行ったのですが、皆さん優しくしてくれてうれしかったです。盛岡の人って本当に皆さん優しくて良い人ばかりなんですよ。
琢磨さん:
最初に連れて行った時のことなんですが、駅から家まで行く途中に橋があるんです。そこが岩手山がきれいに見える絶景スポットなんですね。
それで、橋を渡り切ったところで「岩手山をバックに記念写真を撮ろう」ということになって、そばを歩いていた男性に「写真を撮ってほしいんですが」とお願いしたんです。
そうしたら「こっちの方が絶景ポイントだから」って、橋の中央で写真を撮ろうとわざわざ真ん中あたりまで戻って写真を撮ってくれて。
最初に会った盛岡人がそのひとだったから・・・。
陽子さん:
そうなんです。そのあとに出会った人も優しくて・・・ああやっぱりいい人が多いんだって感激しました。
結婚した後、お互いの印象に変化は?
琢磨さん:
生活は全然変わりましたけど、彼女自体のイメージは全く変わらないです。
陽子さん:
結婚しても、よく聞くような「結婚したらこんなことが違った」とかも全くないですし、大きい喧嘩もないんです。
琢磨さん:
同じ歳だし、気が合ったんです。一緒にいて楽ですね。
陽子さん:
ほんとに自然で楽です。彼の前では着飾らなくてもよくて、本当に楽に居られるんです。
同じ歳だったこともあって、サークルの仲間っていう感じでしたし。最初に会った時からすぐに打ち解けられて・・・。
付き合った期間が短かったから、結婚後に「こんなんじゃあなかった」ってなるのかなあ・・・なんて思っていたのですが、全くそんなこともなくて。

きれい好きな奥様 テレビのリモコンにサランラップ?!
結婚後に「あれっ、こんなところがあったの?」って思ったことは? 相手の気になる点とか、直してほしい所とか?
琢磨さん:
ああ、そうだ! まな板はすぐ洗って欲しいな!
陽子さん:
ああ! いつも言われてるんです(笑)
彼は洗い物はやってくれるんですけど、その時にまな板が出しっぱなしになっていると「まな板は早く洗って」ってよく言われてしまって・・・。
「除菌漂白するから出しているの!」って言っていますけど・・・。
琢磨さん:
そうそう。
奥様からご主人に直してほしいところは?
陽子さん:
どうしても直してほしいっていうわけではないのですが・・・彼は汗かいているのにお風呂に入らないで寝るというか・・・そういうところがあるんです(笑)
外から帰ってきても、手を洗わないでそのままテレビのリモコンを触るとか。畑に行って汚いお洋服で家に上がるとか・・・。
小さい事なんですが。
琢磨さん:
リモコンはサランラップを巻いてるからいいかなと(笑)
いまどきテレビのリモコンにサランラップ巻いてる人います?!
汗かいたまま寝るのはありますね。朝、シャワーを浴びるのでいいかって思っているんです。どうせ寝癖がついて朝シャワー浴びないといけなくなるんだからってね。
陽子さん:
最近は、見かねて顔だけ私が拭いてあげていますが・・・。
琢磨さん:
でも、ちゃんと顔は洗っているよ?!
陽子さん:
えっ? 洗ってるの?
なんかいつも脂っぽいから洗ってないのかと思ってた!(笑)
琢磨さん:
相当脂っぽいんですねー、ははは(笑)
陽子さん:
でも、彼は優しいところもあるんです。
私がつわりで「気持ち悪い」って言ってると「だいじょうぶか?」って気にしてくれますし。
あまり「気持ち悪い」って言い過ぎても嫌がるだろうからと思いつつも、ついつい「気持ち悪い」って言っちゃうのですが、いつも一生懸命心配してくれるので、それはうれしいですね。
琢磨さん:
まあ、ほんとに心配でしたしね。
この歳になると、結婚する前からいろんな情報が入ってくるんですよ。
例えば、妊娠中の時期は早く家に帰った方がいいとか、そういう知識があるわけです。だからわざわざ喧嘩になるようなことはしないんです。
仕事の会食などのおつきあいもちょっと抑えるとかね。この業界の場合、すごく誘いが多いので、自分で規制をかけないとって思っているんです。
仕事関係の場合は大人だから理解しますけど、例えば、大学の同級生とわざわざ会うなんていうことはしないし、そういう時はなるべく、昼間に彼女も一緒に連れていくようにしています。
ご主人のお仕事関係ではきれいな女優さんもいらっしゃるし、業界人ですからちょっと心配ですね?
陽子さん:
お付き合いをした期間が短かったので、最初の頃は疑ったりして心配でした。
それで、喧嘩はしないですけれど、一人で煮詰まってしまったりして。
でも、そのたびに彼が「それはこうこう、こうだよ」と説明をしてくれたので、最近はやっと「そうか」って理解するようになって落ち着いてきましたけれど。
琢磨さん:
彼女は自爆タイプなんです(笑)
女の人って言葉で言わないとわからないですよね。
だから、ちゃんとわかるまで説明しました。
陽子さん:
最初は若干不安でしたが、お互いに誤解を解くためにじっくり話をして、「そうじゃあなくてこうなんだよ」とか、彼から具体的に話してもらえたことで、徐々に納得していきました。
琢磨さん:
相当モテましたからね、僕! ははは!(笑)
ちゃんと話をしないといけませんね。
言葉を伝えないと安心しないから。

二人の写真をいっぱい撮りにいこう!
お二人の共通の趣味は? ゴルフがお好きと聞きましたが・・・
琢磨さん:
ゴルフは2番目で、1番は食べることです!
陽子さん:
食べに行くことです。
奥様はお料理も得意?
陽子さん:
料理は得意じゃあないですけど、作るのは好きです。
琢磨さん:
そうなんです。お弁当も作ってくれていますし。
朝いちの飛行機で金沢に行って、ゴルフして、美味しいものを食べて帰ってくるみたいなそんな贅沢なオフを過ごしたりね。
まあそれは極端な例ですが、付き合ってすぐに結婚したので、結婚式に見せる写真がないねっていうことになって、「じゃあ、写真をいっぱい撮りに行こう!」っていうことがきっかけなんですけど。
いろいろ行ったよね!
陽子さん:
うん。12月の結婚式までに、いろいろ出掛けてたくさん写真を撮ろう!って。
車で京都へ行ったり。沼津においしいお寿司を食べに行ったり。
京都への旅では4時間ずつ運転を交代して行ったんです。すごく楽しかったですよ!
食べ物も美味しいものばかり。
彼は美味しいものの情報をいろいろ知っているんです。
琢磨さん:
僕、仕事とかで食べて美味しかったものは、基本的に陽子も連れて行くようにしているんです。
美味しいものは二人で共有したいじゃないですか。
「結婚」という形に意味を感じないと思っているカップルが増えていますが、メッセージはありますか?
琢磨さん:
うーん。「結婚しなくても変わらない」って思っている人がいるんだったら、「結婚しないと変わらないこと」の方が多いですからね。
例えば、家を借りる、買うとか、法律上も二人でやらなきゃならないこともあるし。女性は名字が変わるし。
僕は結婚したいと思って結婚したので・・・。
あと、結婚したほうが相手を思いやるようになると思うんです。たかが、紙切れ1枚のことかもしれないけど、それがあることによって、相手への思いやりが深くなると思うんです。
お互いの両親も大事にし合いますし。
ご出産を含めて、結婚後のこれからが楽しみですね。ありがとうございました。どうぞ仲良くお幸せに!
<完>
インタビュー 2013年6月11日
鹿野琢磨さん・陽子さん 結婚のきっかけ
鹿野琢磨さん・陽子さん 結婚のきっかけ
Tweet結婚のきっかけ
-
住んでいたマンションの取り壊しがきっかけ⁈旅人夫婦の結婚秘話<後編>
-
住んでいたマンションの取り壊しがきっかけ⁈旅人夫婦の結婚秘話<前編>
-
“いい夫婦”とは危機を乗り越えてこそなれるもの<後編>
-
“いい夫婦”とは危機を乗り越えてこそなれるもの<前編>
-
車がつないだ?!縁・先輩だった彼女は憧れのひと<後編>
-
車がつないだ?!縁・先輩だった彼女は憧れのひと<前編>
-
ファッション業界で出会った二人。プロポーズは代官山でおしゃれに?!<後編>
-
ファッション業界で出会った二人。プロポーズは代官山でおしゃれに?!<前編>
-
バーで隣り合ったふたり 音楽がつないだ出会い<後編>
-
バーで隣り合ったふたり 音楽がつないだ出会い<前編>