
京都地主神社「恋占いの石」
地主神社は、大国主命(おおくにぬしのみこと)を御主祭神として五柱の神さまがお祀りされています。
縁結びの神さまとして人気が高い大国主命は、因幡の白ウサギを助けた心優しい神さまとして知られていますね。
八岐大蛇(やまたのおろりち)を退治した素戔嗚命(すさのおのみこと)が奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)を助けて結婚し、夫婦の間に誕生なさったのが大国主命です。
地主神社の由来は神代にまで遡り、古くからこの清水地域では地主神社の神さまを信仰してきました。
地主神社境内には、不思議な「恋占いの石」があります。

不思議な「恋占いの石」
恋占いの石は、恋のゆくえを占うふたつの石。
片方の石からもう片方の石まで、目を閉じて歩いてたどり着けば「恋愛成就」。
誰かの助力を得てたどり着いた場合は「他人のアドバイスで恋愛が成就する」と伝わります。
10メートルのほどの距離ですが、足もとに気をつけて、ゆっくりチャレンジしてみましょう。

いにしえから伝わる占い石「恋占いの石」
恋占いの石自体はたいへん古く、日本の記録では室町時代、「清水寺参詣曼荼羅」の中に一対の石が描かれており、これが恋占いの石であろうと推測されています。
目隠しをして「どこからどこまでたどり着けば願いが成就する」という占いは古くから行なわれており、こうした古い神事を現在へ伝えている神社は数少ないと言います。
大変興味深いことに、恋占いの石は二つともほとんど同じ大きさ、そして同じ質感。まさに「一対の石」といった感じなのです。
いにしえから伝わる不思議な「恋占いの石」。
ぜひ、地主神社へお参りへ行った際には占ってみてくださいね。
京都地主神社の「恋占いの石」 地主神社 恋占い
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